アビオスリーの秋まき小麦での使用事例をご紹介いたします。
今回は、無人航空機(ドローン)にて2024年5月14日に散布いたしました。
この頃だと茎葉散布除草剤の時期でしょうか。通常散布100ℓ/10aであれば茎葉散布除草剤との混用も可能ですが、今回はドローン散布でしたのでアビオスリー単剤で行いました。
アビオスリーは、粘性もなく機材への汚れも付着しにくいです。香りはサイレージに似た香りがしますね。アビオスリーの色は花萌葱(はなもえぎ)のような、若い青ねぎの葉のような奇麗な濃い緑色をしています。
【耕種概要】 試験場所:北海道上川郡剣淵町
小麦品種:キタホナミ 試験面積:40a(試験圃全体90a)アビオスリー散布日:5月14日
処理量:8倍液を0.8ℓ/10a 無人航空機(ドローン)にて 散布調査日:6月4日
下図が散布21日後の無処理区とアビオスリー区の比較です。アビオスリー区の方が葉色が濃く見えます。茎もやや太く揃っているようです。
SPADで止葉30葉を3回計測したところアビオスリー区で44.8、無処理区で42.7と、若干ですが数値に差も確認できました。
(※SPAD値 葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)含量を計測した値)
収穫までが楽しみですね!
アビオスリーの春先の散布タイミングは起生期~除草剤散布時期までをお勧めしています。