「黒ずみを抑えてきれいな穂に。チルト乳剤25は、小麦の仕上げ防除には欠かせません。」

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道内や全国の麦作の共励会で賞を受賞!

旭川市の専業農家5代目の安田尚弘さんは、小麦8ha(ゆめちから)、あずき3.7ha、ばれいしょ9ha、てんさい7.5haのほか水稲、ブロッコリーを作付する農業歴19年の若手農家です。

そんな安田さんは、北海道麦作共励会での最優秀賞に続き、令和元年度の「全国麦作共励会」で栄えある全国農業協同組合連合会 会長賞に輝きました。

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品種は令和元年までつくっていた「キタノカオリ」。分けつしにくい、病気に弱いなどの理由から収量があがりにくい品種で、管内の平均反収は8俵ほどですが、安田さんは11俵もの反収をあげていらっしゃいます。そんな技術面や経営面が評価されている安田さんに小麦の栽培ポイントを伺いました。

 

生育状況に併せたきめ細かい追肥で小麦の高収量を実現!

西神楽地区平均より3俵も多い小麦の高収量の秘訣はどこにあるのでしょうか? そのポイントは「きめ細かな追肥にある」 と安田さんは言います。

「通常の場合、追肥は3~4回ですが、うちの場合は葉面散布2回を含めて7回の追肥を行っています」。
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安田さんは、小麦の生育状況を
見て追肥の量やタイミングを調整。令和元年は春の天候の良さに恵まれ、春先の茎数が多かったことから追肥は後半のタイミングにシフトしたのだそうです。

 

小麦の黒変病はコンバインが黒ずむほどに!?

加えて安田さんが以前から留意しているのが、赤さび病、赤かび病、黒変病といった小麦の病害。赤さび病や赤かび病はもちろんのこと、黒変病は黒いかびが穂につくことで「黒ずんだ穂になり、収量や製品率に影響するから怖い」とのこと。

「(小麦の)黒変病がきちんと防除できないと、コンバインが黒ずんでしまうほど穂が黒かびにやられてしまいます。そうすると麦畑の見た目も悪いし、等級がガクンと下がり収量もあがりません」。

 

チルト乳剤25を使っている小麦圃場は一目瞭然!

そんな安田さんが、お父様の代から愛用してきたのが、殺菌剤のチルト乳剤25です。安田さんは5月下旬に赤さび病対象にアミスター20フロアブル、6月上旬~下旬にかけて赤かび病・赤さび病対象に他剤を3回、7月上旬の仕上げ防除としてチルト乳剤25を散布しています。

チルト乳剤25は、黒変病によく効くんですよ。黒いかびがつかないから、きれいな穂に仕上がる。私は麦収穫のオペレーターもやっているんですが、チルト乳剤25を使っている小麦圃場と使っていない小麦圃場は一目瞭然です」。

 

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クズの量が減り、製品率がアップする

7回ほど追肥をする安田さんの圃場では、通常より2週間ほど収穫適期が伸びてしまうことから、「黒いかびが発生するリスクが高まる」とのこと。

チルト乳剤25は、小麦の黒変病をしっかり抑えてきれいな穂に仕上がる。小麦の赤かび病・赤さび病も同時に抑えてくれるし、小麦全体の菌の密度を下げてくれるんですよ。だから、クズの量が減って製品率が上がる。仕上げの防除には欠かせないんです」。


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地域生産者の高齢化が進む中、若い生産者が集まって受託作業などを通じて地域を支えるとともに、次世代に農業をつないでいきたい──そう話す安田さんの笑顔は、地域の担い手としての自信に満ち溢れていました。

 

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殺菌剤チルト乳剤25の適用表のページへ

 

2020年2月取材

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